2021-04-05 08:26:57
ビットコイン価格は56000〜60000ドルの間で推移を続けている。これは韓国の「キムチプレミアム」が急騰していることが要因のようだ。
「キムチプレミアム」とは、ビットコイン価格が米国などの主要市場よりも韓国で高値で取引されて生じる価格差の事だ。
2017年にはキムチプレミアムは20%を超え、米国では20000ドルだったが、韓国では24000ドルで取引されていた。
Korea Premium Index. Source: CryptoQuant.com
3月29日にはキムチプレミアムが上昇し始め、6%で推移していたが、現在は11%まで上昇している。
キムチプレミアムのビットコインへの影響は?
2017年にキムチプレミアムが天井を打った時、ビットコイン市場も天井となり、その後大きく調整した。
ただし、キムチプレミアムによって韓国市場が過熱していることを示しているが、天井というほどの値上がりではない。
クリプトクオントのジュ・ギヨンCEOは、「プレミアムは気になるが、ビットコインのファンダメンタルズはしっかりしている」と述べている。
ただ、現在は韓国が世界のビットコイン取引量の1.7%しか占めていないことで、2017年よりは影響は少ないと考えられる。
「アルトコイン価格が急騰し、韓国の仮想通貨取引量は、韓国株式市場の総合株価指数(KOSPI)を超えているのは気になるところだ。ただ、仮に韓国でバブルが崩壊しても、全体に占める割合は1.7%なので影響は大きくないだろう」
大口投資家が買い続ける
3月29日にジュCEOは、コインベース・プロから大きな出金が見られたことから、ショート(売り)は推奨しないと強調した。
Bitcoin Coinbase Pro outflow. Source: CryptoQuant.com
大手取引所からの流出は、一般的に機関投資家がビットコインを購入した後に、自身のコールドウォレットに移動させていることを示している。
ジュCEOは当時、次のように述べていた。
「今、ビットコインをショートするのは良いアイデアではなさそうだ。機関投資家がこのレベルでビットコインを買った可能性があるために52000ドル以下にはならないだろう」
発言以来、ビットコインは5%上昇し、米ドルが弱まっていることもあり、安定したトレンドとなっている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
#ビットコイン #ビットコイン価格 #South Korea #マーケット #Bithumb
元ソース 詳細はこちら