米ワイオミング州、新たな「デジタル資産銀行」の設立を認可

仮想通貨



2021-06-23 17:06:16

WDTが銀行設立の認可を取得

米ワイオミング州で、暗号資産(仮想通貨)のカストディサービスなどを提供する企業Wyoming Deposit & Transfer(以下、WDT)が、州当局よりデジタル銀行設立の認可を受けたことが分かった。

ワイオミング州銀行部門は、特別目的預託機関(SPDI)の規制枠組みの下で、WDTに銀行設立の認可を付与した。WDTは、デジタル資産銀行「Avanti(アバンティ)」 、仮想通貨取引所クラーケンに続いてSPDI立ち上げを承認されたことになる。

特別目的預託機関(SPDI)

2019年に米ワイオミング州議会が新しく金融機関の地位として制定したもの。仮想通貨企業は法的根拠を得て、カストディや資産管理サービスを提供できるようになる。従来型資産も取り扱うことができるが、通常は顧客の法定通貨預金で融資を行うことは禁じられる。

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商業銀行と仮想通貨のサービスを同時に提供

WDTのJulie Fellows CEOは次のように述べた。

今回の認可により当社は、商業銀行の業務と同時に、様々なトークン化された資産や仮想通貨・法定通貨のカストディサービスを提供できるようになる。これにより、信用機関や中小規模のブロックチェーン・デジタル資産ベンチャー企業の需要に対応していける。

プレスリリースによると、WDTとその技術パートナー企業は、信用機関がユーザーに代わって仮想通貨を取引するために必要な、規制された、安全で透明性あるカストディ・送金ソリューションを提供する予定だという。

WDTのテクノロジー責任者Justin…



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