元ソース<イーサリアム、1100億円を焼却──「ロンドン」から6週間
2021-09-16 12:05:34
イーサリアム改善提案(EIP:Ethereum Improvement Proposal)1559は、8月4日に行われた大型アップデート「ロンドン」の中核であり、ガス代(取引手数料)を安定させ、イーサリアム(ETH)の経済的価値を強固にすることが目的だった。
アップデートから6週間、これまでに約29万7000イーサリアム(約10億ドル、約1100億円)の基本手数料が焼却され、供給量から取り除かれた。取引手数料は依然として史上最高水準に近いものの、変動幅は縮小している。
イーサリアムの取引手数料は、基本手数料と優先手数料の2種類で構成されている。基本手数料はユーザーが取引のために支払わなければならない必須のもの。一方、チップとも呼ばれる優先手数料はマイナーに取引を優先してもらうための、いわばインセンティブとして機能し、一部はマイナーの収益となる。基本手数料として使われたイーサリアムはすべて焼却(バーン)され、ネットワークから永久に取り除かれる。
焼却は、年間256万イーサリアムを取り除くペースで進んでおり、これは現在の価格で88億9000億ドル(約9700億円)、イーサリアムの時価総額の約2.2%に相当する。
イーサリアムの需要の高まりは、主にNFT(Non-Fungible…
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