ビットコインマイニングの余熱を暖房に再利用 北米カナダの取り組み

仮想通貨



2021-10-18 10:01:38

マイニングの余熱を再利用

カナダのビットコイン(BTC)マイニング企業MintGreenは14日、ノースバンクーバー市が所有するエネルギー会社Lonsdale Energy Corporation(LEC)との提携を発表。暗号資産(仮想通貨)マイニングで生まれた余熱を、2022年から同市の暖房や産業に利用することを計画している。

通常ビットコインのマイニング施設では大量の熱が発生するため、採掘企業はこの熱を除去する換気や冷却のインフラに投資してきた。そうした中、MintGreenは、この熱を回収して第三者に販売する独自のソリューションを構築している。

MintGreenによると、「デジタルボイラー」と呼ばれるこの技術により、ビットコインのマイニングに使用される電力の96%以上を熱エネルギーとして回収し、地域社会の暖房や産業に利用できるという。

また、マイニングマシンは1年中稼働するため、ノースバンクーバー市の地域エネルギーシステムに、安定して熱エネルギーを供給できると見込まれている。

温室効果ガス削減に貢献

背景としてノースバンクーバー市は2019年、温室効果ガス削減目標を定めており、2040年までに排出量を2007年比で80%削減、2050年までに実質ゼロにすることを目指している。

LEC社のKarsten Veng CEOは、MintGreenとの提携について「革新的でコスト競争力のあるプロジェクト」であり、市の大胆な温室効果ガス削減目標を助けるものになるとコメント。

MintGreenのColinSullivan..。



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