米CIA長官、「仮想通貨関連プロジェクト」の存在に言及

仮想通貨



2021-12-08 12:16:57

仮想通貨プロジェクトを引き継ぐ

米国中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は6日、ウォールストリートジャーナル主催のCEO評議会サミットで、CIAが複数の暗号資産(仮想通貨)関連のプロジェクトに取り組んでいることを明らかにした。

会場からの質問で「完全には規制されておらず、不正行為を助長する仮想通貨の出現」にどれほどの時間を割いているかと尋ねられると、バーンズ長官は「前任者」によって立ち上げられた複数の異なるプロジェクトがすでに存在していると回答。

仮想通貨に焦点を当て「二次的、三次的な影響」についても調査するとともに、米政府の他の部署と協力し、何が起こっているかについて確かな機密情報を提供するよう努力しているという。

さらにCIA内部の専門家集団の強化に加えて、外部の専門家や同分野に精通した人々との連携を深めようとしていると、バーンズ長官は語った。

ランサムウェア攻撃に備えて

米国では5月上旬に、同国最大規模の石油パイプラインを運営するコロニアル・パイプライン社がランサムウェア攻撃を受け、身代金約500万ドル(約5.6億円)の一部をビットコインで支払った。

その翌月、米司法省は身代金として支払われた75BTCの大半を回収したと発表。ブロックチェーン上のトランザクション追跡が資金回収につながったようだ。

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