上値の重さ目立つビットコイン、イーサリアムクジラはポリゴン(MATIC)に関心

仮想通貨



2021-12-17 12:22:46

金融市場の市況

米連邦準備理事会(FRB)は15日、米連邦公開市場委員会(FOMC)にて、テーパリング(量的緩和縮小)の加速を決めた。当初、一過性のものだと見立てていた物価高といったインフレ率の高止まりが背景にある。

世界経済の正常化と米当局の金融引き締めに伴い、米ドルなどのインフレヘッジに投資家の関心が移行しつつある。

11月の米国のインフレ率(米消費者物価指数)は、過去最高の前年比+6.8%に達した。これは1982年6月以来の水準だ。

出典:米労働省労働統計局

The Arcane Researchのデータによれば、供給上限の定められたビットコイン(BTC)は、金融市場におけるインフレヘッジ手段としてもっとも機能している。

2020年1月〜2021年12月までの同期間において、ゴールド(金)のリターン+8%、S&P 500(米国株式)+33%に対し、ビットコインは+520%ものリターンをマークした。

アーケインリサーチ

資産運用最大手ブラックロックのポートフォリオ・マネージャーを務めるRuss Koesterich氏は、他の資産に対するヘッジ手段として、金(ゴールド)の有効性が低下していると警鐘を鳴らした。一方、米ドルに対しては依然として負の相関を示しており、ドルヘッジとしては機能が認められる。

関連:「金のインフレヘッジ効果が低下」ブラックロック担当者の分析

21年5月以降、金融引き締め(利上げ)議論が進む中、ドルインデックスの上昇が続く。



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