「暗号資産の冬」は始まっているのか?

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2022-01-31 18:00:19
「暗号資産の冬」は始まっているのか?

暗号資産(仮想通貨)市場は過去3カ月で、時価総額1兆2000億ドル(約139兆円)を失い、「暗号資産の冬(Crypto Winter)」という言葉が、再び聞かれるようになってきた。

2017年から2018年にかけてのビットコイン(BTC)市場の停滞で使われたこの言葉は、資産価格がしばらくの間一貫して下落する継続的な弱気相場の時期を表す。

前回の暗号資産の冬では、ビットコイン価格は84%以上下落した。パニックは暗号資産市場全体に広がり、アルトコインの大半も、並んで大幅に値下がりした。ブロックチェーン業界全体での人員削減、メインストリームへの普及の遅れ、ビットコインの価値がゼロになるという予想の再浮上など、連鎖的な影響もあった。

その後、暗号資産市場が回復の兆しを見せたのは、2019年半ばになってからであった。伝統的な機関投資家による記録的な投資が支えとなり、さらにアメリカと中国の貿易摩擦の深刻化が、ヘッジとなる資産を探し出す投資家の動きを促した。

その時と現在の事情は確かに異なっているが、新たな冬がそこまで来ているという噂が広まり始めている。果たして、暗号資産の冬が到来したと、本当に言えるのだろうか?

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