テスラ、2021年末時点で20億ドルのビットコインを保有 SEC提出資料で判明
2022-02-08 10:30:48
イーロン・マスク氏の電気自動車メーカー「テスラ」が、2021年末までに約20億ドル相当のビットコイン（BTC）を保有していたことが、公式記録で明らかになった。
2021年12月31日時点でテスラが保有していたBTCの「公正市場価値」は19億9000万ドルだった。同社が1日、米国証券取引委員会（SEC）に提出した年次報告書で明らかにした。
提出書類には、テスラが2021年3月に保有するBTCの一部を売却し、1億2800万ドルの実現利益を得たことが記されている。同社は昨年2月、15億ドル分のBTCの大量購入を発表したことがある。
申請書によると、テスラは2021年にビットコインの減損損失1億100万ドルを計上した。「利益は、連結損益計算書の再編その他において、減損損失と相殺した金額で表示しています。2021年12月31日現在、保有するデジタル資産の帳簿価額は 12.6億ドルであり、累積減損額は1.01億ドルです」と申請書には記されている。
コインテレグラフが以前報じたように、テスラは2021年第1四半期に保有するBTCの一部を売却し、2億7200万ドルの収益を得た。テスラは2021年5月に環境問題を理由にビットコイン決済のサポートを打ち切ったにもかかわらず、同社はBTCを保有したままだった。
Bitcoin Treasuriesのデータによると、テスラは1月31日時点で約43,200BTCを保有している。同社は、マイケル・セイラー氏のマイクロストラテジーが保有する125,000BTCに次ぐ第2位のビットコイン投資企業だ。
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