カザフ当局、仮想通貨採掘業への課税強化を検討

仮想通貨



2022-02-08 10:35:25

仮想通貨マイナーへの課税強化を検討

カザフスタン共和国の当局は、ここ数日、ビットコイン(BTC)などのマイニング事業者に対する課税を強化する方針を打ち出している。

4日に地元メディアのKazinformが報じたところによると、カザフスタン当局は仮想通貨マイニング事業者への電力税を1キロワットあたり1テンゲから5テンゲ(約0.27円から1.34円)に引き上げることを検討しているという。

さらに、カザフスタンの第一財務次官であるMarat Sultangaziev氏は、マイニング事業者が採掘報酬を獲得したか、マイニング機器の電源をオンにしていたかには関わらず、毎月、設備に対する税金の支払いを課すことを提案した。カジノ運営者が、その持つ設備に対して税金を支払うのと同様に考えられるという。

カザフスタンのデジタル開発大臣であるBagdat Musin氏も3日、個人のフェイスブックに無登録のマイニング事業者に対する苦情を投稿していたところだ。

Musin氏は投稿で、「グレーなマイナーは、カザフスタンの電力システムに深刻なダメージを与えている。違法採掘の電力コストは、1ギガワットを超えると推定される」と言及。登録していないマイナーを知っている場合は、自分の事務所に報告するよう呼びかけた。

カザフスタンの現在の規則では、「グレーなマイニング事業者」と「ホワイトなマイニング事業者」が区別されている。ホワイトマイナーとは、デジタル開発省に登録した事業者のことだ。同省は2021年末頃より、仮想通貨マイニング事業者の当局への登録を推進している。

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