2022-03-07 18:31:59
盗電行為が多発
マレーシアの電力会社テナガ・ナショナルは3日、ビットコイン採掘者(マイナー)向けの、特別な料金プランを発表した。米メディアのブルームバーグが報じている。
同国では現在、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)採掘のため、電力を「盗む「事例が多発している。告知された電力プランは、そういった犯罪行為を抑制するための試みのひとつだ。
英ケンブリッジ大学傘下の独立プロジェクト「CBECI」が公開したデータによれば、21年8月時点で、マレーシアのビットコインの採掘シェアは4.6%と世界6位の規模を誇る。
関連:イラン、仮想通貨採掘事業を9月22日まで禁止へ 電力不足受け
ブルームバーグは、同年の採掘業者が関与した電力窃盗の件数は7,209件に達していると説明。また、マレーシアのエネルギー委員会が、今回の電力プランの告知と平行する形で、採掘者に対して合法的な電力を使用するよう呼び掛けたと報道している。
マイニング(マイニング)とは
ビットコインなどPoW通貨の取引を検証・承認する「採掘」行動のこと。成功すると、現在のビットコインのブロック生成報酬に加えて、そのブロックに取り込まれたトランザクションの手数料が報酬としてマイナーに支払われる。
▶️仮想通貨用語集
採掘マシンを破壊
マレーシアは、NFT(非代替性トークン)アートのイベントを開催するなど、仮想通貨に積極的な姿勢を見せる一方、違法行為の取り締まりは厳格に行っている。
21年7月には、同国の警察が、スチームローラーを使用して1,000台以上のビットコイン採掘マシンを破壊する動画が拡散。ネット上で大きな注目を集めた。
採掘マシンは、警察と電力会社Sarawak Energy…
長文は切り捨ててております。元ソースよりご確認ください。
元ソース
続き・詳細はこちら マレーシアの電力企業、ビットコイン採掘者に特別プラン提示へ