トルコ政府、中央管理の仮想通貨カストディ銀行設立を計画 国内大手取引所の詐欺疑いがきっかけに
2021-04-28 09:34:16
このほど、トルコの仮想通貨取引所トデックス（Thodex）とベビットコイン（Vebitcoin）で複数の従業員が逮捕されたことを受けて、トルコ政府が仮想通貨カストディのための中央政府機関の設立を計画しているようだ。
ブルームバーグは、トルコ政府高官という情報筋の話として、地方当局が仮想通貨を扱う際のリスク排除を目的とした中央カストディアン銀行を設立する可能性を報じた。また政府高官に仮想通貨に関する一定の知識を教える計画もあるという。
今回の報道は、トデックスの創業者であるファルク・ファティ・オゼル氏が39万人以上のユーザーから集めた20億ドルを搾取し、アルバニアに逃亡したとの容疑を受けたものだ。警察はトデックスに関係する62人を高速し、トデックスは取引と出勤を停止した。オゼル氏には逮捕状が出されている。
トルコの国営通信社アナドルはベビットコインの逮捕された従業員の中にCEOのイルケル・バス氏が含まれていると報じた。ベビットコインはウェブサイト上で業務を停止することを明らかにしており、トルコの金融犯罪調査委員会も詐欺の疑いで同社を捜査している。
今回の逮捕や取引所の停止は、トルコの中央銀行総裁に就任したばかりのシャハップ・カヴチョール氏が、国内での仮想通貨の使用を禁止すると発言したことによるもので、この法令は30日から施行されることになっている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン’
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