ビットコイン強気と弱気の境目でこう着状態【仮想通貨相場】

2022-03-23 11:07:00

著者クラーケン・インテリジェンス
クラーケン・インテリジェンス（Kraken Intelligence）は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。

クラーケン・インテリジェンスは、毎週、仮想通貨チャートを更新して、歴史から見た相場の天井もしくは底と、現在価格との距離を定点観測している。
今回の注目は、ビットコインのSOPR。強気相場への転換かどうかを見極める上で重要な1の水準でこう着状態が続いている。
①イーサリアム対数回帰レインボー
イーサリアムの歴史的な価格推移を対数回帰で分析し、レジスタンスとサポートを測る指標。どの地点から測るかによってレジスタンスとサポートの水準は異なる。

イーサリアム対数回帰レインボー
例えば、2018年1月につけた過去最高値に沿った対数回帰の線（Band8）を辿ると、今回のサイクルの天井は2万3277ドル付近になることが分かる。
現在のイーサリアムは2932ドルで推移しており、Band4（2395ドル）とBand5（4103ドル）の間にある。Band5に到達するには、現在の価格から40％上昇しなければならない。