米仮想通貨マイニング企業「Greenidge」、120億円規模の資金を調達

仮想通貨



2022-03-28 15:50:54

マイニング企業の大型資金調達

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)マイニング企業のGreenidgeは24日、1億ドル(約120億円)規模の資金調達に成功したことを発表した。ニューヨーク以外の米国拠点データセンターの採掘能力を3倍以上にする計画だ。

Greenidge Generation Holdings Inc.は、仮想通貨マイニングのデータセンターと発電に取り組む企業で、低炭素エネルギー源を利用したカーボンニュートラルなデータセンターの運営を目指している。

今回発表された資金調達は、NYDIGの関連会社からの8140万ドルの融資と、B. Riley Financial, Inc.の関連会社との2650万ドルの担保付債券によるもので、アメリカでの成長事業を目的として行われた。

GreenidgeのCEOであるJeff Kirt氏によると、「データセンターの容量は3倍以上の4.7EH/秒になる見込み」で、対象とするデータセンターは「ニューヨークの拠点以外に集中」させる予定。3か月前に開始したサウスカロライナ州スパータンバーグ拠点のビットコインの採掘は、「Greenidgeの総ハッシュレートの15%を占めている」と説明した。

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マイニング動向

マイニングとは、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)コンセンサスアルゴリズムを採用しているブロックチェーンの承認作業のこと。ビットコインを始めとするPoW銘柄のマイニング作業には大規模な電力を要するため、SDGsや電力問題の観点から懸念視されている。

今月14日には、欧州連合(EU)議会がPoWに基づく仮想通貨銘柄を禁止する条項について投票。結果的には32の反対票と23賛成票で非承認される形になったが、依然として環境問題懸念は払拭されていない状況だ。

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