米CFTC委員長の議会証言、FTX提出のデリバティブ改正案も焦点に

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2022-04-01 13:35:20

米下院公聴会で証言

米商品先物取引委員会(CFTC)のRostin Behnam委員長は3月31日、下院農業委員会の公聴会で「CFTCの現状」について証言。議員からは、デジタル商品先物市場の規制に関する質問が相次いだ。

CFTC(商品先物取引委員会)

CFTCとは、「Commodity Futures Trading Commission」の略で、商品取引所に上場する商品や金利、デリバティブ全般など、米国の先物取引市場を監督する米政府機関。1974年設立

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2017年にCFTC委員に指名されたBehnam委員長は昨年から1年間、CFTC委員長代理を務め、今年1月4日に委員長に就任。暗号資産(仮想通貨)に関するCFTCの監督権限拡大を方針として掲げている人物だ。

Behnam氏は冒頭陳述で、「デリバティブ業界の人口は変化しており、伝統的な金融ではなく、テクノロジー部門からの参入も増加している」と現状を説明。また「情報とテクノロジーによって力を得た」個人投資家が先物市場に多く参入していると指摘した。

このような「ユニークな現象」が市場に大きな影響を与える中、CFTCの急を要する意思決定にも影響を及ぼすようになっていると、同氏は語った。

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FTX US Derivativesの申請

公聴会では、大手取引所FTXの米国部門で、デリバティブ取引に特化した「FTX US Derivatives」(以下FTX.USと表記)から提出された、デリバティブ清算機関のシステム改正申請について、焦点が当てられた。

FTX.USは、CFTC認定の先物取引業者(FCM)の仲介なしで、証拠金デリバティブ取引を直接精算できるようCFTCに要請している。現在、CFTCは、FTX.USの申請に対するパブリックコメントの提出を求めているところだ。

農業委員会のDavid…

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