2022-04-01 12:05:47
ドーシー氏を専門家として招聘
米下院金融委員会の民主党議員らは31日、ブロック(旧スクエア)社のジャック・ドーシーCEOを招聘し、暗号資産(仮想通貨)やビットコイン(BTC)に関する質疑応答を行なった。関係筋の話として、CoinPost提携メディアのThe Blockが報じた。
ドーシー氏は非公開な形式で、米国の民主党議員らに説明会(ブリーフィング)を実施。ビットコインのエネルギー消費や、資金洗浄における利用リスク、供給量が定められている点が決済手段としての欠点になり得る可能性などについて有識者としての意見を提供した。
ドーシー氏はビットコインのようなマイニングを要するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)ネットワークにおけるエネルギー源は変化している点やブロックチェーン技術の提供する透明性が捜査当局にとって有意義なものであると説明。また、仮想通貨を決済手段として利用するユーザー数は後進国で拡大していると語った。
また、関係者によれば、議員らは決済企業ブロック社がなぜビットコイン決済に特化した理由についても関心を示し、ドーシー氏は以下のように説明したという。
我々はビザやマスターカードとは違うサービスを提供したい。世界中の誰でも利用できるオープンな媒体でありたい。
米議員からは、過去にもこのような懸念は挙げられてきたが、公聴会ではなく非公開のフォーマットで説明会が発生しているという点は珍しい事例だと言える。
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