米CPI控え軟調なビットコイン 本日以降も警戒ムード続くか?【仮想通貨相場】
2022-07-13 11:10:00
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
12日のビットコイン(BTC)対円相場は103,894円(3.78%)安の2,641,863円と4日続落。対ドルでは節目20,000ドル(≒273.7万円)を週明けに割り込み、昨日は19,300ドル周辺の終値となった。
金融安定理事会(FSB)が国際的な暗号資産(仮想通貨)及びステーブルコインの規制枠組みをG20に提案するとの報道や、Uniswap V3のLP(Liquidity Provider)に対するフィッシングアタックにより巨額のETHが流出したことで、週明けから仮想通貨市場のムードは悪化しBTC相場は280万円を割り込み、20,000ドル水準周辺まで押した。
他方、景気後退(リセッション)懸念が強まる中、本日の米消費者物価指数(CPI)の発表や決算シーズンの幕開けを控え主要国株式市場も週明けから弱含み、昨日も米株は続落。BTCもこれに連れ安となる格好で20,000ドル水準を割り込み、264万円にタッチしている。
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
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