ビットコインの大型アップデートのタップルート、11月に実施へ マイナー支持完了
2021-06-14 08:05:13
ビットコイン(BTC)の大型アップデートである「タップルート(Taproot)」が12日、重要なマイルストーンを達成した。マイニングハッシュレートの90%が現在の難易度調整期間(リターゲット期間)内でのプロトコル改善に指示を表明したことで、タップルートの有効化に向けた「ロックイン」の段階が完了したことが証明された。
タップルートとはビットコインのプライバシー機能とスケーラビリティの向上を図る技術だ。新たなスクリプト言語であるTapscriptを組み合わせることで、ビットコインのスマートコントラクトで課題となっていたプライバシーが強化される。
タップルートの実施に向けては、ビットコインネットワークの基盤となるソフトウェア「ビットコイン・コア」が5月1日に最新バージョンである0.21.1をリリースしており、ここにタップルートのアクティベーション・コードを取り入れている。マイナーはこのバージョンにアップデートし、シグナルビット(アップグレードの指示を表明するもの)をブロックに取り入れること(シグナリングという)でタップルートの支持を表明する。
8月11日までにハッシュレートの90%が最新バージョンにアップデートされれば、今年11月ごろに予定されているブロック高709632で、タップルートの本格的な実装が始まるとされていたが、期限よりも早く支持が確定した形だ。
ビットコイン開発者のハンプス・ショーベリ氏が作成したウェブサイト「長文の場合は切り捨ててております。元ソースよりご確認ください。
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