米SECクリプト・ママ、ゲンズラー委員長の年間規制アジェンダに「失望」

仮想通貨



2021-06-15 12:48:45

二人のコミッショナーが声明

米証券取引委員会(SEC)の執行委員(コミッショナー)であるHester Peirce氏とElad Roisman氏は、先週発表されたSECの年間規制アジェンダを批判し、ゲンスラー委員長(Gary Gensler)にその一部の再考を促す声明を発表した。

「前進か、後退か?」と題された声明で、両氏は「デジタル資産の明確化、ギグワーカーへの株式報酬の許可」など、いくつかの重要な規則の制定が含まれていないと指摘。その要因として、ゲンスラー委員長が下した「残念な決定」、つまり「SECが承認したばかりの数々の規則を取り消すために、ただでさえ十分ではない人力を費やす」選択をしたことがあると批判した。

「クリプト・ママ」の愛称で親しまれるPeirce氏は、仮想通貨をはじめとする金融イノベーション肯定派として知られ、業界からも信頼が厚い。一方、Roisman氏は前Jay Clayton委員長の退任後、ゲンスラー委員長の就任まで委員長代理を務めた経緯がある。

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