GMOコインが加速する暗号資産事業・拡大戦略【CEOインタビュー】

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2021-07-09 06:00:00
GMOコインが加速する暗号資産事業・拡大戦略【CEOインタビュー】

インターネット事業と金融事業の拡大を進めてきたGMOインターネットグループが、ブロックチェーンと暗号化技術を活用したビジネス領域でも存在感を強めようとしている。

ブロックチェーンは、GMOインターネットグループ創業者の熊谷正寿氏が「人生で2つ目の大きな出会い」と呼んだ技術で、これを基盤とするプロダクトの一つがビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの暗号資産(仮想通貨)だ。

GMOコインはGMOフィナンシャルHDの子会社で、暗号資産交換業者として事業を展開している。2021年1~3月期には、約50億円の営業収益を計上し、約31億円の営業利益をあげた。ビットコインの価格高騰を背景に、収益は前年同期比で4倍以上となった。6月からは、お笑い芸人の「スギちゃん」を起用したテレビCMの放映をスタートさせるなどして、事業拡大のペースを加速させている。

一方、マネックスグループ傘下のコインチェック、ビットフライヤー、ビットバンクなどが国内の暗号資産取引サービス業界をけん引するなか、米暗号資産取引サービス大手のコインベース(Coinbase)が日本市場への参入準備を進めるなど、競争はさらに激化している。

GMOコインが仕掛ける戦略とは何か?石村富隆社長に話を聞いた。

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