中国のビットコインマイナー大量撤退で激変する勢力図、新たなマイニング拠点は?=英ケンブリッジ大学の最新データ

仮想通貨



2021-07-16 18:50:40

ビットコイン採掘、最新データが判明

英ケンブリッジ大学傘下の独立プロジェクトであるCBECIは15日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)マイニングに関する最新の統計データを発表した。21年4月時点で、中国内のハッシュレートが減少傾向にあったことが確認された。

最新のデータは、ケンブリッジ・ビットコイン電力消費インデックス(CBECI)のデジタルツールのアップデートを受け、発表されたものだ。BTCハッシュレート(採掘速度)の約37%に相当する大手マイニングプールのBTC.com, Poolin, ViaBTCとFoundryなどがマイニングに関するデータを提供することで、より詳しい実態が明らかになった。

CBECIは、英ケンブリッジ大学傘下のケンブリッジ・オルタナティブ・ファイナンス・センター(CCAF)のデジタル資産プログラムが手がけるプロジェクト。2019年9月よりビットコインの電力消費量に関するデータを統計しており、大手メディアや調査レポートなどで頻繁に引用されている。

今年2月には、大手メディアBBCがCBECIの統計を基に、ビットコインネットワークの年間消費電力量が膨大であるとの批判が持ち上がった。国の電力消費量と並べた際、アルゼンチンやオランダ、アラブ首長国連邦(UAE)をも上回り、TOP30にランクインする規模だと指摘して、仮想通貨の環境負荷に関する議論が再燃した。

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