2021-07-17 08:45:50
ソフトバンクの仮想通貨関連投資が相次ぐ
ソフトバンクグループの投資部門「SB Northstar」は、Block.one傘下の暗号資産(仮想通貨)関連企業Bullishの株式を、7,500万ドル分(約82億円分)購入することが分かった。
Bullishは仮想通貨取引所の設立を進める、デジタル資産のフィンテック企業。ニューヨーク証券取引所(NYSE)にSPAC上場する計画を今月発表しており、SB Northstarは1株10ドル(約1,100円)で販売される株式を、750万株購入することに合意しているという。SB Northstarの投資は、Bullishに対する機関投資家からの関心の高さを表しているとの見方が出ている。
SPACとは
「Special Purpose Acquisition Company」の略で、日本語訳は「特別買収目的会社」。その企業自体は事業を有さず、未上場企業の買収を行うことを目的とする。
先にSPACが上場し、その後にターゲットになる企業(今回はBullish)を買収。それによって、ターゲットとなる企業が上場を果たす仕組みで、近年増加している株式上場手段である。
▶️仮想通貨用語集
SPAC上場を計画するBullishは、特別買収目的会社「Far Peak Acquisition Corporation」との合併に向けて話を進めている。今月10日に、2021年末までにSAPCの契約が正式に成立し、企業価値はおよそ90億ドル(約9,900億円)となる見通しであることが伝えられた。
関連:Block.one傘下の仮想通貨関連企業Bullish、NY証券取引所にSPAC上場へ
SB NorthstarがBullishの株式を購入することは、SPAC上場のために米証券取引委員会(SEC)に今月提出された書類から明らかになった。その書類で、SB Northstarの投資について詳しく説明している。
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