暗号資産が「不安定さ」を生むならば、それは金融システムが不安定だからだ【オピニオン】

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2021-10-17 10:00:00
暗号資産が「不安定さ」を生むならば、それは金融システムが不安定だからだ【オピニオン】

ノーベル賞を受賞した経済学者ロバート・シラー氏のベストセラー『投機バブル 根拠なき熱狂(Irrational Exuberance)』を最近読み始めた。

具体的に言うと、シラー氏が新たなる資産の高騰が起こっていると指摘した2015年に発表された第3版を読み始めたのだ。現代の経済学テキストの定番ともなったこの本が最初に発売されたのは2000年。「ドットコムブーム」の崩壊前のことで、住宅市場暴落の前の2005年に、第2版が発売された。

暗号資産への懸念

驚かないかもしれないが、シラー氏は暗号資産(仮想通貨)があまり好きではない。暗号資産への関心の一部は、株式、住宅、債券市場における「西部開拓時代」的な精神によるものだと述べている。

経済や市場の先行きに常に悲観的な「永遠の弱気筋」シラー氏の陰気な予測は、本を売りたいという願望に加え、あらゆる投資家の痛ましい損失への懸念に由来するようだ。

至るところにバブルを見出している経済学者は、イエール大学教授のシラー氏だけではない。

イングランド銀行の金融安定性担当副総裁ジョン・カンリフ(Jon…

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