2022-07-01 06:30:00
暗号資産(仮想通貨)と株式の市場がゆっくりと、着実に下り坂を迎えた1月、国際通貨基金(IMF)は、暗号資産が従来型の市場とますます絡み合うようになっていると警告する報告書を発表した。
IMFは、「(暗号資産の)広範な普及が、金融の安定性にリスクを及ぼす可能性がある」と懸念を表明した。
つまり、2008年、不動産を裏付けとしていた金融資産が市場を凍り付かせ、金融危機を引き起こしたのと同じように、大規模な暗号資産の暴落が、メインストリームの銀行や証券及び信用市場に影響を与えかもしれないということだ。IMFはとりわけ、「トークン取引でのレバレッジの利用増加が、システム全体への影響の伝播の可能性を高めている」と警告した。
密接な結びつき
私は、政治組織としてのIMFが好きではないが、その分析は、リスクを正しく突いたものとなっている。29日には、大規模暗号資産ファンドのスリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital:略称3AC)が、究極的にはその証拠金主導の投資戦略によって債務不履行に陥り、清算されると報じられた。
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