カルダノ(ADA)とネルボス、ブロックチェーンの相互運用性を実現へ

仮想通貨



2021-06-03 11:03:59

カルダノ初のクロスチェーンブリッジ

カルダノとNervos(ネルボス)が提携し、それぞれのブロックチェーンの間で相互運用性が構築されることが分かった。現在、カルダノ開発企業IOHKとNervosは、2つのネットワークのクロスチェーンブリッジを開発するために協力している。

このブリッジ(相互運用できる仕組み)により、ユーザーは両方のブロックチェーン上で、それぞれの暗号資産(仮想通貨)であるカルダノ(ADA)とネルボス(CKB)をクロスチェーンで資産を移動できるようになる。またユーザーはその独自トークンを作成し、両チェーン上で使用できるようになるという。

完成すれば、カルダノにとっては最初のクロスチェーンブリッジとなり、ネルボスにとってはイーサリアム(ETH)との接続に続く、2番目のブリッジとなる形だ。

ネルボスは、中国を拠点とするパブリックブロックチェーンプロジェクト。5月には、中国大手銀行傘下の招商国際金融と提携し、54億円規模のブロックチェーンベンチャーファンドを立ち上げている。

関連:Nervosと中国招銀国際金融、DeFiやNFT市場見据えた54億円規模のブロックチェーンファンド立ち上げ

ネルボスは次世代の相互運用性を達成するための要素を幾つか備えている。例えば、開発者がイーサリアムからネルボスにスマートコントラクトを移植できるようにする「Polyjuice」や、ネルボスと様々なブロックチェーン間のクロスチェーン取引を可能にするブリッジ「Force Bridge」だ。

今回「Force Bridge」をカルダノへの接続に使用する。両方のチェーンの開発者は共に、そのDApps(分散型アプリ)のエコシステムとユーザーベースを拡大できる見込みだ。

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