2022-01-14 12:31:00
仮想通貨市況
ハイテク銘柄中心に構成される米ナスダック株式市場が前日比-2.6%と大幅安となり、投資家心理を再び悪化させた。
上院銀行委員会の公聴会にて、FRB(米連邦準備制度)のラエル・ブレイナード理事が、「テーパリング(量的緩和縮小)完了直後の早期利上げの可能性は排除しない」などと言及したことなどが嫌気された。CPI(米消費者物価指数)が39年ぶりの高水準で高止まりするなど、米金融当局はインフレ抑制の必要性に迫られている。
関係者発言で市場が過度に一喜一憂する内は”織り込んでる”とは言い難い。特にアルトバブル翌年の確定申告を控える仮想通貨市場では、現金やステーブルコイン比率を高めて機を伺う投資家も少なくないとみられる。
暗号資産(仮想通貨)市場は、米国時間(日本時間0時頃)よりビットコイン価格が段階的に急落。前日比で-3.2%の487万円(42,731ドル)まで下落した。
トレンド転換の要衝45,000ドル前後のレジスタンスライン(上値抵抗線)を試す前に反落しており、再び様子見基調が強まった。クジラ(大口投資家)の動きを可視化するオンチェーンデータ「Whales map」によれば、46,500ドル付近も相応の戻り売り圧力が想定される。
46,500ドルの回収は、トレンドの逆転のように見えます。 しかし、クジラはそこに少し抵抗を与えるでしょう。
46,500ドルにすべての目 pic.twitter.com/CrSde4Q13x
— whalemap(@whale_map) 2022年1月13日
相関係数が過去最高水準に
Delphi Digitalのデータによれば、ビットコインと米主要株価指数「S&P 500」の相関係数は、過去最高水準の0.6に達した。に直近1ヶ月で上昇傾向が目立つ。
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