経産省、初のNFT実証実験を22年2月より開始

仮想通貨



2021-12-27 14:55:27

スタートバーン委託でNFT実証実験へ

経済産業省が、アートブロックチェーン企業のスタートバーン株式会社に委託する形で、22年2月頃からNFT(非代替性トークン)の
国内実証実験を行うことがわかった。NHKが報じた。

国としてできる環境整備を急ぐ目的がある。対象となる実証実験は「展示会等における流通・取引の高度化」。令和3年度「展示会等のイベント産業高度化推進事業の委託先として11月15日に公表されていた。(公募は10月15日から11月4日)

実証実験では、下記の3種類の商品を販売する予定。Startbahn社の広報担当者によれば販売場所は現状未定だという。

ファッションアイテムの実物にNFT
そのファッションアイテム実物の3DCGデータのNFT
ファッションアイテム実物を自分自身の3D写真に合成した画像データのNFT

対象となるNFTは同社の構築するブロックチェーンインフラStartrailを利用。二次流通時にも元の制作者が収益の一部を受け取ることができる仕組みを持つ。

また、ファッションアイテムを3DCGデータ化したNFTはメタバース(仮想空間)内での利用も想定。どのメタバース空間で利用できるかは現段階では検討中であるものの、「最終的にはできるだけ多くのもので使用できるよう汎用的なデータ拡張子あるいは複数の拡張子(保存形式)」での提供を視野に入れる。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

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